生薬手帳Crude drug

ビャクジュツ(白朮)

基源
Atractylodes japonica Koidzumi ex Kitamura の根茎 又はAtractylodes macrocephala Koidzumi
(Atractylodes ovata De Candolle) (Compositae キク科) の根茎

【生薬名】白朮(ビャクジュツ)
【薬用部】根茎

お屠蘇とビャクジュツ
正月に飲むお酒として、「おとそ」の名前を耳にすることはありますが、「おとそ」はお屠蘇と書き、実は薬草をお酒やみりん(本みりん)に付け込んだお酒だそうです。漬け込む薬草は数種類あるそうですが、昔はこの中にビャクジュツも含まれていたそうです。
ビャクジュツは今では専ら医薬品として薬以外での用途で使用が認められていないため、幻のレシピとなっています。