“百草”とは?
紀元前 2000
古くは縄文時代の遺跡から出土し、山岳修験者の常備薬として重宝されてきたキハダ(オウバク)。このオウバクエキスを主成分として、御嶽信仰と共に木曽地域に根付いたのが「百草」です。
百草の由来は諸説あり、中国古代の医薬の帝王、神農氏が「百草(百種類の草)をなめてその薬効を試した」という故事に由来します。
又は木曽御嶽山麗は古くから薬草が自生しており、昔は様々な薬草を配合していたことから「たくさんの薬草」という意味で百草としたとされています。
さらに、百の薬草に匹敵する効能を持つ霊薬という意味が込められた等、諸説があります。
古くは縄文時代の遺跡より「キハダ」が出土しており、使用が確認された最古の生薬といわれています。