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ハシリドコロ(生薬名:ロートコン)

2024.04.17
本州から九州に分布し、山地の谷沿いの水辺、湿った林内に生えるナス科の多年草。
地下には太い塊茎があり、横に這いながら生長します🧐
 
この地下茎を生薬名ロートコンと呼び、これを原料に鎮痛・鎮痙薬のロートエキスが製造されます。しかし、全草有毒であり、アルカロイド類の猛毒を含むため、素人は危険であり用いることはできません⚠️
 
早春に新芽を伸ばし、その姿が山菜のフキノトウに似ていることから、誤食による中毒事例が多々あります😵
中毒症状として、錯乱して走り回ること、また、地下茎がオニドコロに似ていることから、「ハシリドコロ」の名前が付いています。
 
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以前、ストーリーにあげた植物の正体はハシリドコロでした💡
 
フキノトウに似ているかといえば…
形だけでしょうか🤔
 
ハシリドコロにはツヤがあり、色も紫色であるため簡単に見分けがつくように感じます。
しかし、新芽が紫色であるのは一瞬で、生長するにしたがって緑色へと変わるため、誤食に繋がっているのかもしれませんね。
 
いずれにしても、山菜やキノコなどの採取の際には正しい知識が必要であるかと思います😉