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子を見守る母ライチョウ

2024.04.16
【子を見守る秋羽の母ライチョウ】
中部山岳地帯にのみ生息するニホンライチョウ。
 
御嶽山においては、時に『神鳥(かむどり)』や神の使いとも呼ばれます。
これは江戸時代、王滝口の登山道を開山した山岳修験者である普寛(ふかん)行者が、どのように道を切り開くかを考えあぐねていたところ、目の前にライチョウが降り立ち、山頂まで導いてくれたことが、そう呼ばれる所以だそうです🧐
 
また、御嶽山や乗鞍岳といった「火山」は、火山でない北アルプスのような山々よりも勾配が緩やか(安息角)であり、ライチョウの隠れ家や営巣場所となるハイマツ帯を広く形成しやすいために、ライチョウにとっては非常に住みやすい環境と言えます⛰️
 
そして、このハイマツ帯の更新に大きく貢献しているのが『ホシガラス』による貯食だと言えます。ホシガラスは、ハイマツの種子を1回に100個以上運び、年間には何万もの数を散布するとされています💡
 
その中で一部忘れてしまったものが発芽し、ライチョウの巣となるハイマツ帯の形成を助けているというわけです。
したがって、御嶽山の噴火以来、枯れてしまったハイマツ帯の再生が見られる場合には、このホシガラスたちのおかげかもしれないですね😄👍
 
どちらも沢山愛でてあげてくださいね。
 
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さて、私もそろそろ御山(おやま)へ友人たちに会いに行かねばと思っているところです🤔

本日の写真は、昨年撮った中では一番綺麗に撮れたと思っております。
大好きな写真のひとつですね。
動画もあったので載せておきます。
 
金ピカっ!✨
あまりに神々しいので、神の鳥と言われるのも分かる気がしますね。
早く会いたいなぁ。