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『エルマーのぼうけん』のスカンクキャベツ? ザゼンソウ

2024.03.14
【ザゼンソウ】
ミズバショウに似ている。
そう、どちらもサトイモ科に属する植物です💡

名前の由来は、仏像の光背を連想させる、暗赤褐色の仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる部分が重なり合い、中心部分の肉穂花序(にくすいかじょ)を包みこむ様子が、袈裟を着た僧侶が座禅を組んだ姿に見えることからその名が付いています🤔
※肉穂花序:多肉質な中軸に柄のない花が密生しているもの。

また、達磨大師(だるま)に似ていることからダルマソウの名でも呼ばれます。

林下の日当たりの悪い湿地を好む多年草であり、大型の葉を展開する前に開花します。
早春の雪の残りやすい場所に生育することもあり、開花時には発熱(25℃)して、自ら雪を割って地表に現れるという特殊な性質を持っています🌱
また同時に、全草から悪臭を放ち、熱と臭いで虫たちを誘引しています。

そのため、児童文学「エルマーのぼうけん」ではスカンクキャベツ名義で、りゅう「ボリス」の好物として登場しています。

【まとめ】
由来:座禅を組んだ僧侶の姿に似る。
葉に先立って花が開き、発熱して悪臭を放つ。
「エルマーのぼうけん」のスカンクキャベツ。

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木曽は未だ雪の中、先日の雪で植物たちも二度寝をしており、一向に目覚める気配がないため、植物を探しに暖かな南信の方へ友人と出かけました🚗

ウメの花が咲き、一部ではミズバショウも見られました。は、はやい💦

昨年見逃したザゼンソウを見に行ったのですが、こちらも目覚めたところ。
大きな葉が観察されるようですが、地中から出始めたばかりでした。

見るのは初めてでしたが、やはり新たな植物との出会いには毎回感動します。
まるで必死にポケモンを探しているような感覚にさえ陥ります。知らないけれど(笑)😂

これが、昆虫や鳥、動物となれば余計にそうではないでしょうか?
そう思うと、自然に目を向けさえすれば、知り尽くせないほどの娯楽が溢れているとさえ感じます🧐

ということで、今週末は雪が解けてくれることを願うばかりです。
春よこい~