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ホトケノザ 春の七草?

2024.03.06
道端でも普通に見られる、高さ20~25㎝の植物であり、早ければ冬からでも観察されます。

葉の形状が仏様が座る蓮台を連想させることからその名が付いています。
また、葉が段々に付くことからサンガイグサ(三階草)の名でも呼ばれます💡
春の七草のひとつに数えられるホトケノザは「コオニタビラコ」という別の植物であり、しばしば誤解されますが、本種は食用とされません。
 
下部の葉は長い柄(葉柄)を持つ一方で、上部の葉は柄(葉柄)を持たず、四角い茎を抱くようにして付いています。
 
紅紫色の唇形花を咲かせ、その一部は開かずに自家受粉できる「閉鎖花」であるため、いわゆる雑草と呼ばれる繁殖力を持ちます。

特に、日陰、昆虫がおらず他家受粉の期待できない寒さ厳しい冬や、近くにヒメオドリコソウのような類縁植物があり交雑を予想される場合には、閉鎖花(自家受粉)が増えると言われています🧐
 
※ヒメオドリコソウとの交雑種はモミジバヒメオドリコソウ
 
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昨年、一年にわたって多くの植物を撮影してきました。
しかし、素人の私が撮影したものの多くは、見返した際に同定材料となる葉の部分が写っていないなどの多くの課題が見つかりました。
本年より、植物の全体像を観察できるような写真を心がけています📸
もちろん、自身の目で見るものには敵いませんが、少しでも身近に感じていただければ幸いです。