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なぜ植物には毒がある?

2024.02.19


植物の多くは外敵から身を守るために毒を有しています。
山菜のアクなどもそのひとつと言えるかもしれません🤔

これが適量であれば、人にとって良い効果をもたらすことがある。
それが【薬】になるわけですね💡

したがって、一般的に利用される生薬においては、経験的に安全とされるものが残ったと言えるかと思います。
もちろん、中には毒性の強いものもあり、素人が利用できないものもあります。

有名なものだと、キンポウゲ科のヤマトリカブトの根(生薬名:附子)がこれにあたります。
また、同科のフクジュソウも毒草のひとつとしても知られており、ほとんど用いられません。

先日撮影した際の雪はすっかり融け、フクジュソウは綺麗な花を咲かせておりました!
うーん、やはり黄色というよりは黄金色ではないでしょうか?

旧正月(2024年は2月10日)頃に咲き始める花であることから別名を「元日草」とも呼ばれており、その黄金色に輝く姿から、今年もお金にあやかりたいという気持ちを含めて、お正月に飾られることが多いようです🎍

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フクジュソウ (キンポウゲ科)

日本の固有種で、北海道と本州に分布する多年草。落葉広葉樹林の林縁や林床に成育する。日本産フクジュソウ属は近年4種類に分類された。本種は萼片と花弁がほぼ同長であるのに対し、ミチノクフクジュソウは萼片が菱形で花弁の1/2程度と明らかに短く、本州と九州に分布する。