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「レベル3.5飛行」のドローン配送の可能性

2024.02.08
昨日、王滝村にて、長野県内初となる災害時の物資輸送を想定した「レベル3.5飛行」によるドローン配送の実証実験が行われました✈️

レベル3.5の飛行では、道路、鉄道等上空横断の際の補助員配置・看板の設置、着陸地点の補助員配置も不要となるため、遠隔監視を行うことで飛行が可能となっています🧐
王滝村では、1984年の長野県西部地震で起きた御嶽山の山体崩壊による寸断、2021年の大雨の際には村道の崩落により孤立する集落がありました。
そのため急速な高齢化、人口減少や過疎地域を抱える中で、買い物支援だけではなく、災害時の物資供給なども課題となっています。

また、ドローン配送は、物流・運送業界の「2024年問題」と称される、働き方改革による時間外労働の規制強化伴い、人手不足や輸送コストの上昇などが懸念されるため、災害等の有事のみならず、平時における新たな配送手段として注目されています。
今回は、地元の薬剤師として、食料と一緒に詰められた医薬品を運ぶところを見学させていただきましたが、オンライン診療や電子処方箋も普及されつつある中、こういった新たな手段を検証し、課題を見つける実験は積極的に行っていく必要があると感じました。

生活が豊かになる一方で、一部では過労が問題となっています。したがって、文明の利器を有効的に利用してインフラ整備をすることは、今後の日本社会だけではなく、働き手にとっても重要であるように思えます。

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物流専用ドローン(Air Truck)
・最大飛行時間50分
・最大積載量5kg
・最大飛行距離20km
※能登半島地震、輪島市の孤立集落に対して医薬品など物資を輸送した。

【関係者】
○王滝村村長
○木曽地域振興局 
○株式会社NEXT DELIVERY
○セイノーHD
○KDDI スマートドローン株式会社